誰でもわかる縮毛矯正のやり方② 1剤の役割と「軟化」と「還元」の本当の関係
- Kyiii

- 1月12日
- 読了時間: 3分
更新日:1月15日
縮毛矯正における1剤は、
工程の中でもっとも誤解されやすい部分です。
特に、
軟化させる
柔らかくする
作用させる
といった言葉が混在し、
本来の目的が曖昧になりがちです。
まず大前提として、
1剤の本来の目的は「還元」です。
1剤の本来の役割は「還元」
髪のクセは、
シスチン結合
水素結合
といった内部構造によって形づくられています。
1剤はこのうち、
曲がった状態で固定されているシスチン結合を一度切る(還元する)
ために使われます。
ここで重要なのは、
真っ直ぐにするために軟化させているわけではない
という点です。
なぜ「軟化」という言葉が使われるのか
多くの現場で使われる「軟化」という表現は、
結果として起きている現象を指しています。
還元剤を髪に作用させると、
髪は結合が切れる
結果として柔らかく感じる
この 「触感の変化」 が、
軟化と呼ばれてきました。
つまり、
還元させようとした結果
髪が柔らかくなった
という順番です。
歴史的に「還元=軟化」になった理由
縮毛矯正が広まり始めた当初は、
チオグリコール酸(チオ)
強いアルカリ環境
が主流でした。
チオは、
還元力はある
しかしアルカリ環境でないと十分に働きにくい
という特性があります。
そのため、
アルカリで膨潤させる
キューティクルが開く
一気に柔らかくなる
という工程が不可欠でした。
この時代背景により、
還元する
↓
強く軟化する
という体験がセットで記憶され、
「軟化させること」が判断基準として定着しました。
現在は考え方が変わりつつある
現在は、
還元剤の種類
pH設計
処方の選択肢
が増えています。
そのため、
強いアルカリで軟化させなくても
必要な還元だけを行う
という設計も可能になっています。
ただし、
どの薬剤を使うか
どこまで反応させるか
は、サロンごとの考え方に委ねられています。
正解が一つではない、という点も重要です。
Kyiiiの考え方(あくまで一例)
Kyiiiでは、
必要以上に軟化させない
触感の変化より、反応の進み方を見る
という考え方を採用しています。
還元の結果として柔らかくなることはありますが、
柔らかくすること自体を目的にはしません。
あくまで、
後工程(アイロン・2剤)を安全に行うための下準備
という位置づけです。
まとめ|軟化は目的ではなく「結果」
1剤について整理すると、
目的:還元
軟化:結果として起きる現象
強い軟化=成功、ではない
という関係になります。
この違いを理解しておくことで、
なぜサロンごとに説明が違うのか
なぜ仕上がりやダメージ感に差が出るのか
が、少し見えやすくなるはずです。


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