今さら聞けない「チオ乳酸」とは?

更新日:8月9日
縮毛矯正剤の成分を調べていると、「チオ乳酸」という名前を見かけることがあります。
チオグリコール酸やシステアミンほど知られている成分ではありませんが、縮毛矯正剤に使用されることがある還元剤の一つです。
今回は、チオ乳酸とはどのような成分なのか、その特徴や役割をわかりやすく解説します。
チオ乳酸とは?
チオ乳酸は、髪のシスチン結合を一時的に切断する働きを持つ還元剤です。
縮毛矯正では、この働きを利用して髪をやわらかくし、アイロンでまっすぐな形に整えたあと、酸化剤によって新しい形に固定します。
チオ乳酸も、その工程で使用される還元剤の一つです。
チオ乳酸の特徴
チオ乳酸は、単独で使用されるよりも、他の還元剤と組み合わせて処方されることがあります。
メーカーは、髪質や仕上がりの質感、薬剤全体のバランスを考えながら、複数の還元剤を組み合わせて製品を設計しています。
そのため、チオ乳酸も薬剤設計を構成する成分の一つとして配合される場合があります。
実際の働きや仕上がりは、配合量や他の還元剤との組み合わせによって異なります。
チオ乳酸配合なら髪に優しい?
チオ乳酸が配合されているからといって、「髪に優しい」「ダメージが少ない」とは一概には言えません。
縮毛矯正のダメージは、
還元剤の種類
配合量
pH
アルカリ度
放置時間
アイロン操作
など、多くの要素によって決まります。
そのため、一つの成分だけで薬剤の良し悪しを判断することはできません。
お客様が知っておきたいこと
現在の縮毛矯正剤は、一種類の還元剤だけで作られているものは少なく、複数の還元剤を組み合わせて設計されている製品が多くあります。
チオ乳酸も、その中の一つとして採用されることがある還元剤です。
お客様が成分名を覚えることも大切ですが、それ以上に髪質やダメージに合った薬剤を美容師が選ぶことが、仕上がりには重要です。
まとめ
チオ乳酸は、縮毛矯正剤に使用されることがある還元剤の一つです。
髪のシスチン結合を一時的に切り、髪の形を変えられる状態にする役割を担っています。
現在では、他の還元剤と組み合わせて処方されることも多く、製品ごとに配合や特徴は異なります。
そのため、「チオ乳酸配合」という表示だけで薬剤の性能を判断するのではなく、髪の状態に合わせた薬剤選びが大切です。
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