髪質改善ストレートとトリートメントの違いから考える|酸熱・トステアまでの進化をKyiiiが解説
- Kyiii

- 2月9日
- 読了時間: 3分
まず前提として。
髪質改善ストレート
→ 髪の結合を切り、再構築する技術
髪質改善トリートメント
→ 結合を切らず、状態を整える技術
ここはすでに別記事で詳しく書いているので、
今回は深掘りしません。
ここからは
「トリートメント側がどう進化してきたか」の話です。
システムトリートメントとは何なのか
いわゆる従来のトリートメント。
表面をコーティングする
手触りを良くする
見た目を整える
これ自体が悪いわけではありません。
ただし、
湿気で戻る
洗うと効果が薄れる
内部構造は変わらない
という限界がありました。
「効いた気がするけど、長くは続かない」
多くの人が感じていた違和感は、
ここにあります。
酸熱トリートメントは「トリートメントではなかった」
次に登場したのが
酸熱トリートメントです。
ここで初めて、
酸性成分
熱(高温アイロン)
を使って、
髪の形状そのものに影響を与える発想が出てきました。
代表的なのが
グリオキシル酸。
酸と熱の反応によって、
髪を硬く締めるような変化が起きます。
ただしここで重要なのは、
酸熱トリートメントは
本来の意味では
「トリートメント」とは少し違う
という点です。
クセを伸ばすものではない
でも、形状に影響は出る
やり方次第で質感は大きく変わる
この「中間的な立ち位置」が、
誤解とトラブルを生みやすくしました。
アルカリ酸熱という考え方とレブリン酸
酸熱の問題点として、
髪が硬くなる
きしみが出る
既矯正毛と相性が悪い
といった声が増えてきました。
そこで出てきたのが
アルカリ性によせた設計。
その中で使われることが多いのが
レブリン酸です。
レブリン酸は、
還元と組み合わせやすい
熱反応をコントロールしやすい
単なる「酸で固める」より柔軟
といった特徴があるとされています。
ここから
「成分」よりも
設計と工程が重要な時代に入ったと言えます。
トステアについて
最近よく聞く
トステア(アミノエチルチオコハク酸ジアンモニウム)。
一般的には、
架橋反応を補助すると言われている*
熱耐性を高める方向に働くとされている*
還元施術と相性が良いと考えられている*
といった文脈で語られることが多いです。
ただし重要なのは、
トステアを入れたから
髪がいきなり良くなるわけではない
という点。
どこで使うのか
何と組み合わせるのか
どの工程で入れるのか
ここが曖昧なままだと、
効果は限定的になります*。
髪質改善トリートメントを決めるのは「名前」ではない
ここまで見てきて分かる通り、
システムトリートメント
酸熱
アルカリ酸熱
トステア熱反応トリートメント
どれも
単体で魔法のように効くものではありません。
最終的に仕上がりを決めるのは、
工程
判断
時間のかけ方
そして
無理をしない設計です。
Kyiiiの考え方
Kyiiiでは、
成分名でメニューを売ること
流行だけで施術を組むこと
はしていません。
必要なものを、
必要なタイミングで使う。
それだけです。
髪質改善トリートメントは
縮毛矯正の代わりではありません。
でも、
正しく使えば
日常を楽にする選択肢にはなります。
現在Kyiiiの髪質改善は熱反応トリートメントとシステムトリートメントを合わせて使用しています
※補足
*印のついた内容は、
現時点での一般的な知見・現場感に基づくものであり、
今後解釈が変わる可能性があります。

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