世界初のセルフブロー式縮毛矯正は、こうして生まれました
- Kyiii

- 1月18日
- 読了時間: 3分
更新日:1月30日
― 偶然ではなく、現場で起きた必然 ―
Kyiiiの代名詞となった「セルフブロー式縮毛矯正」。
この仕組みは、会議室や机上の理論から生まれたものではありません。
すべては、私がマンツーマンで施術をしていた頃に出会った、ある姉妹との出来事から始まりました。
無理だと思った「2人同時」の依頼
その姉妹は、福岡から東京へライブを観に来ていました。
「ライブの前に、2人同時に縮毛矯正をしてほしい」
正直に言って、最初は断りました。
当時の私は完全マンツーマン。縮毛矯正は1人で約3時間かかります。
席も一席しかないし、2人同時は、物理的に不可能だったからです。
それでも姉妹はこう言いました。
「待ってもいいから、どうしてもお願いしたい」
お店も定休日だったこともあり席も使える。
私は覚悟を決め、お受けすることにしました。
間に合わない、と気づいた瞬間
1人ずつ工程を進めていく中、ふと妹さんから質問されました。
「ライブは18時からなんですけど、実は17時開演で……間に合いますか?」
時計を見ると、このままのペースでは絶対に間に合わない。
その瞬間、思わず口から出たのが、あの一言でした。
「ごめん、間に合わせたいから……乾かすのだけ手伝って!」
タブーを破った瞬間、すべてが噛み合った
そこから状況は一変しました。
私が薬剤を流している間に、1人が自分で髪を乾かす。
私がアイロンをしている間に、もう1人が乾かす。
「お客様に乾かしてもらう」という、
美容業界では暗黙のタブーとされてきた行為。
それを超えた瞬間、
止まっていた歯車が、パズルのピースのようにカチッとはまりました。
結果、2人同時に進めて、所要時間は3時間半。
本来、1人3時間(合計6時間)かかる工程を、
クオリティを一切落とさずに終えることができたのです。
無事にライブへ送り出した姉妹は、とても喜んでくれました。
∟
「偶然」で終わらせてはいけないと思った
姉妹を見送ったあと、私は強く考えました。
マンツーマンで必死に急いで2時間半で仕上げるより、
今日のほうが、私もお客様もずっと楽だった。
そして、何より空間が前向きで、楽しかった。
ただし、これは仲の良い姉妹だったからできたことです。
美容室には、当然ながら初対面のお客様同士が集まります。
セルフブローを「仕組み」に変えるという発想
そこで生まれた問いが、これでした。
「初対面のお客様同士でも、気兼ねなく、自分のペースでセルフブローができる仕組みとは何か?」
その答えが、今のKyiiiの設計思想です。
「手伝ってもらうから安くする」のではありません。
最初からセルフブローを前提に、役割分担を設計する。
その分を、正当に料金から差し引く。
この合理的な引き算があるからこそ、
美容師は技術に100%集中できる
お客様は納得感を持って、自分の時間を過ごせる
この関係が成立しています。
まとめ|すべては、一組の姉妹から始まった
あのときの「間に合わせたい」という想いと、
偶然のひらめきを見逃さなかったこと。
それが、
セルフブロー式縮毛矯正という前例のない仕組みの原点です。
ただし、これはまだ「発想の話」にすぎません。
ここから実際に、安全性・再現性・品質をどう担保していったのか。

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