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なぜセルフブロー式縮毛矯正は、美容師側から思いつきにくかったのか

  • 執筆者の写真: Kyiii
    Kyiii
  • 1月29日
  • 読了時間: 3分

セルフブロー式縮毛矯正は、

技術的に見れば決して突飛な発想ではありません。


工程を分ける。

役割を整理する。

危険性の低い部分を切り出す。


それでも、この発想は長い間、

ほとんど美容師側からは生まれてきませんでした。


理由は技術力の問題ではありません。

美容師を取り巻く前提条件そのものにあります。





美容師は「全部やる人」として評価されてきた



美容師は長年、


  • 最初から最後まで担当する

  • すべて自分の手で仕上げる

  • 手を抜かないことが正義



という評価軸の中で育ってきました。


そのため、


お客様に工程を任せる

役割を分ける


という発想は、

手抜き・未熟・不親切と結びつきやすかったのです。


セルフブロー式は、

この価値観と正面からぶつかります。





教育の中に「工程設計」という概念がなかった



多くの美容師教育では、


  • 薬剤知識

  • 技術手順

  • 仕上げの完成度



は教えられますが、


「どの工程を削れるか」

「誰がやるべきか」


という設計思想は、

ほとんど扱われてきませんでした。


結果として、


  • 工程は増えるもの

  • 丁寧=全部やること



という思考が当たり前になり、

構造を疑う視点が育ちにくかったのです。





サロンビジネスの構造が発想を止めていた



もう一つの大きな理由は、

ビジネス構造です。


多くの美容室では、


  • 施術時間=売上

  • 回転数=利益



という前提があります。


この中では、


  • 工程を分ける

  • 役割を再設計する



よりも、


  • どう早く回すか

  • どう単価を上げるか



に思考が向きやすい。


セルフブロー式は

「回転」ではなく

「集中点の再配置」なので、

従来の発想では見えにくかったのです。





技術者ほど「ブローで整える」文化に縛られる



縮毛矯正では特に、


  • 最後のブロー

  • スタイリング



で仕上がりを調整してきました。


これは技術ですが、同時に

設計の曖昧さを隠せてしまう工程でもあります。


セルフブロー式では、

仕上げで誤魔化せません。


だからこそ、


  • 還元剤の選定

  • 放置時間



という設計の精度が、そのまま結果になります。


この「逃げ場のなさ」は、

多くの美容師にとって

怖い構造でもありました。





思いつかなかったのではなく、選ばれなかった



重要なのはここです。


セルフブロー式は、


  • 思いつかなかった


    のではなく

  • 選ばれてこなかった



という方が正確です。


価値観、教育、ビジネス構造。

そのすべてが、


全部やる方が正しい

役割を分けるのは不完全


という方向に、美容師を導いてきました。





Kyiiiがこの形を選べた理由



Kyiiiは、


  • 縮毛矯正に特化し

  • 工程を分解し

  • 「誰がやるべきか」をゼロから考えた



結果として、

セルフブロー式にたどり着きました。


これは技術革新ではなく、

前提条件の見直しです。





まとめ



セルフブロー式縮毛矯正が

美容師側から生まれにくかった理由は、


  • 技術の難しさ

  • 発想力の不足



ではありません。


美容師という職業が置かれてきた構造が、

その発想を必要としなかっただけです。


だからこそ今、

価値観が変わり始めたタイミングで、

この形が意味を持ち始めています。


縮毛矯正は、

「どれだけやるか」ではなく、

「どこに集中するか」


セルフブロー式は、

その問いに対する一つの答えです。






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