Kyiiiでも導入検討中!話題の「トステア」って一体何?徹底的に調べてみました!

最近、美容業界でよく聞くようになった成分があります。
「トステア」
聞いたことありますか?
「髪質改善にいいらしい」
「縮毛矯正と相性がいいらしい」
「熱を加えると髪がきれいになるらしい」
そんな話を聞いて、気になっている方も多いのではないでしょうか。
実は私たちKyiiiでも、現在トステアの導入を検討しています。
ただ、流行っているから導入する、というのは少し違います。
せっかく導入するなら、
「そもそもトステアって何なの?」
というところから、ちゃんと勉強してみよう。
そう思って、いろいろ調べてみました。
今回は、その中で分かったことを皆さんにも共有します。
そもそもトステアって何?
まず、トステアという名前からして、なんだか特殊な成分に聞こえますよね。
トステアは、化粧品の成分表示では
「アミノエチルチオコハク酸ジアンモニウム」
と表示される成分です。
近年、ヘアケア分野で注目されている成分で、髪のうねりやまとまり、形状保持などへの効果が研究・製品化されています。
そして、この成分について調べていくと、かなり興味深い研究が出てきます。
トステアは「髪を真っ直ぐにする薬」なの?
ここは最初に整理しておきましょう。
トステアは縮毛矯正剤ではありません。
縮毛矯正のように、還元剤や酸化剤を使って毛髪の結合に化学的な変化を起こし、強い癖を伸ばすものとは役割が違います。
では、何がそんなに注目されているのでしょう?
ポイントの一つが、
髪の「うねり」へのアプローチ
です。
しかも、単純に髪の表面をコーティングしているだけではなさそうなのです。
毛髪の内部に変化が起きる?
ここが、今回トステアを調べていて一番面白いと思ったところです。
ロート製薬は神戸大学大学院などと共同研究を行い、トステア、つまりアミノエチルチオコハク酸ジアンモニウムが毛髪のうねりにどのように作用するのかを研究しています。
その研究では、SPring-8という大型放射光施設を使って、毛髪内部の構造を分析しています。 (ロート製薬)
対象になったのは、カールの強い縮れ毛。
そして注目したのが、毛髪のコルテックス細胞を形成するケラチン線維、
Intermediate Filamen(IF)
です。
ちょっと難しいですよね。
簡単に考えると、
髪の内部を構成している重要なケラチン繊維
だと思ってください。
研究では、トステアで処理した毛髪と未処理の毛髪を比較。
すると、トステア処理毛ではIFの「乱れ幅」が小さくなっていました。
この乱れ幅は、IFのねじれの程度を反映するとされていて、研究ではトステア処理によってIFのねじれが小さくなったことが確認されています。 (ロート製薬)
つまり、
トステアによって毛髪内部の構造に変化が起こり、それがうねり改善につながる可能性がある。
ということです。
これは、かなり面白くないですか?
しかも、毛髪の中まで入っていることも確認されている
さらにロート製薬の研究では、ブリーチ毛を使った浸透試験も行われています。
トステアを毛髪に浸透させたところ、毛髪内部までトステアが浸透していることが確認されたとされています。
もちろん、この結果だけを見て、
「トステアを使えば髪が必ずきれいになる!」
と考えるのは早いです。
実際の製品では、トステアの濃度や他の成分、pH、使用方法など、さまざまな条件があります。
ただ、
「トステアは髪の表面に乗っているだけの成分なの?」
という疑問に対しては、毛髪内部への浸透を確認した研究がある。
これは知っておいていい情報だと思います。
実際に髪の「うねり」が改善するの?
では、顕微鏡で見たら構造が変わっていたとして、
「実際に髪はきれいになるの?」
という話ですよね。
ここも研究されています。
ロート製薬では、トステアを配合したヘアケア製剤を縮れ毛に使用し、その後ドライヤーでブロー。
その結果、同じ箇所を比較すると、うねりの改善が確認されたとしています。 (ロート製薬)
つまり、
毛髪内部の構造を見る
↓
変化が確認される
↓
実際の毛髪の見た目でもうねり改善が確認される
というところまで研究されているわけです。
ここで「熱」が出てきます
トステアについて調べていると、もう一つ気になるキーワードがあります。
それが、
「熱」
です。
ドライヤーやアイロンなど、熱を使ったヘアケアとの組み合わせです。
実際、トステアを使ったヘアケア製品には、ドライヤーやアイロンなどの熱を利用して、髪のまとまりや形状保持を狙うものがあります。
そして、ロート製薬の研究でも、トステア配合のヘアケア製剤を使用した後にドライヤーブローを行い、うねり改善を評価しています。 (ロート製薬)
ここは縮毛矯正を専門にしているKyiiiとしても、非常に興味深いところです。
縮毛矯正でも、
薬剤だけではなく、熱を使って髪の形を整える
という工程がありますからね。
じゃあ、トステアを入れれば縮毛矯正はいらない?
もちろん、そういう話ではありません。
ここはかなり重要です。
トステアは、強い癖を縮毛矯正のように伸ばす薬剤ではありません。
例えば、
「髪が強くうねっている」
「湿気ですぐに癖が戻る」
「毎朝アイロンをしている」
という人の髪を、トステアだけで縮毛矯正のようなストレートにできるわけではありません。
縮毛矯正とトステアでは、そもそもの目的と作用が違います。
だから、
縮毛矯正の代わりになる成分
として考えるのではなく、
髪のうねりやまとまり、形状保持などを考えるうえで、新しい選択肢になり得る成分
と考えたほうがよさそうです。
トステア=酸熱トリートメントでもありません
これも混同されやすいところです。
「トステアって酸熱トリートメントの成分でしょ?」
と思っている方もいるかもしれません。
でも、
トステアと酸熱トリートメントは同じものではありません。
酸熱トリートメントでは、グリオキシル酸やレブリン酸など、さまざまな酸が使用されています。
一方、トステアはアミノエチルチオコハク酸ジアンモニウムという別の成分です。
もちろん、トステアと酸を組み合わせた製品もあります。
だから、
「トステアを使っている=酸熱トリートメント」
ではありません。
ここは分けて考えたほうがいいでしょう。
「トステア配合」なら全部同じなの?
ここも、かなり大事です。
最近は「トステア配合」と書かれた商品をいろいろ見かけるようになりました。
シャンプー。
トリートメント。
ヘアミルク。
ヘアオイル。
ヘアミスト。
サロン用のトリートメント。
ストレート系の商品。
いろいろあります。
でも、
「トステアが入っている」だけで、全部同じ商品だと思ってはいけません。
商品によって、
トステアの配合量
pH
他の補修成分
油分
使用方法
熱を加えるかどうか
洗い流すのか、洗い流さないのか
などが違います。
つまり、
トステアという一つの成分だけを見て商品の良し悪しを判断することはできません。
これは、これからトステアを使う側としても、しっかり勉強しておきたいところです。
トステアについて調べてみて分かったこと
今回調べてみて、少なくとも私たちが面白いと思ったのは、
「髪をコーティングして手触りを良くする成分」というだけでは説明しきれない
ということです。
毛髪内部のIF構造について研究され、トステア処理によるねじれの変化が確認されています。
さらに、トステアを配合したヘアケア製剤を使った後のドライヤーブローで、縮れ毛のうねり改善も確認されています。 (ロート製薬)
もちろん、これらは研究条件下での結果です。
実際のお客様の髪では、
髪質も違う。
ダメージも違う。
カラー履歴も違う。
ブリーチ履歴も違う。
そして、使用する製品の処方も違います。
だからこそ、
「トステアなら何でも髪が変わる」
と単純に考えるのではなく、
「どういう条件で、どう使うと、どんなメリットが期待できるのか?」
まで見ていく必要がありそうです。
私たちKyiiiも、現在このトステアの導入を検討しています。
だからこそ、今回の記事を書くために、私たち自身も一から調べてみました。
まだまだ分からないこともあります。
だから、この記事で終わりではありません。
次回はさらに一歩進んで、
「じゃあ、実際に美容室ではトステアをどう使っているの?」
というところを調べてみます。
どんなメーカーがサロン向けの製品を出しているのか。
どんな施術に使われているのか。
縮毛矯正やトリートメントとどう組み合わせているのか。
そして、商品によって何が違うのか。
Kyiiiも勉強しながら、分かったことをまた共有します。
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