縮毛矯正とヘアカラーは同時にできるのか?
- Kyiii

- 8月16日
- 読了時間: 7分
「縮毛矯正とヘアカラーを同じ日にやりたい」
縮毛矯正をしている方からすると、これはかなりよくある希望です。
美容室によっては「同時にできます」と言われることもあれば、「髪が傷むので別の日にしてください」と言われることもあります。
では、実際にはどちらが正しいのでしょうか?
結論からいうと、縮毛矯正とヘアカラーは、髪の状態や使用する薬剤、施術方法によっては同日に行うことができます。
ただし、「同時にできる」ということと、「誰でも同じように同時施術していい」ということは別の話です。
今回は、縮毛矯正とヘアカラーを同日に行う場合に、まず知っておきたい基本的な考え方を美容師目線で解説します。
髪質改善特化のセルフブロー式縮毛矯正専門店Kyiii(キー)が詳しく説明していきます
縮毛矯正とヘアカラーは、なぜ相性が難しいのか?
縮毛矯正もヘアカラーも、髪の内部に作用する薬剤を使用します。
縮毛矯正では、還元剤によって髪の結合に作用させ、形を変えていきます。
一方、一般的な酸化染毛剤では、アルカリ剤によって髪を膨潤させ、酸化染料と過酸化水素を利用して髪の内部で発色させます。
つまり、どちらも単純に「髪の表面に何かをつけるだけ」の施術ではありません。
縮毛矯正とカラーを同じ日に行う場合には、
「縮毛矯正の薬剤はどうするのか?」
「カラーはどの種類を使うのか?」
「どのくらいの明るさにするのか?」
「現在の髪にどのくらいのダメージがあるのか?」
などを総合的に判断する必要があります。
「カラーなら何でも同じ」ではありません
ここが、縮毛矯正とヘアカラーを考えるうえで非常に重要なポイントです。
一口に「ヘアカラー」と言っても、実際にはさまざまな種類があります。
例えば、
・白髪染め
・おしゃれ染め
・酸性カラー
・塩基性染料を利用したカラー
・ヘアマニキュア
などがあります。
これらは、髪への作用の仕方が同じではありません。
そのため、
「カラーをするから縮毛矯正と同時にはできない」
と一括りにすることもできません。
逆に、
「カラーなら何でも縮毛矯正と同時にできる」
という考え方も危険です。
どの種類のカラーなのかを見ることが重要です。
特に重要なのが「アルカリ」です
縮毛矯正をしている方がヘアカラーについて知っておくと役立つのが、アルカリという考え方です。
一般的な酸化染毛剤では、アルカリ剤が髪を膨潤させたり、過酸化水素の働きを助けたりすることで、髪を明るくしながら染めることができます。
そのため、同じ「ヘアカラー」という名前でも、
「どのくらい明るくするのか」
「どのくらいのアルカリ作用があるのか」
「どのような染料を使用するのか」
によって髪への負担は変わってきます。
縮毛矯正をしている髪では、この違いを無視できません。
特に、すでに縮毛矯正をしている毛先に対して、必要以上のアルカリ作用を重ねてしまうと、髪の状態によっては負担が大きくなる可能性があります。
だからこそ、縮毛矯正とカラーを同日に行う場合は、カラーの「名前」だけではなく、何をするカラーなのかを見る必要があります。
白髪染めなら必ず同時にできない?
これもよくある誤解です。
「白髪染めは強いから縮毛矯正と一緒にできない」
と考える方もいますが、白髪染めだから一律に判断できるわけではありません。
白髪を染めるためのカラー剤にもさまざまな設計があります。
また、白髪の量や希望する明るさによっても必要な薬剤設定は変わります。
重要なのは、
白髪染めか、おしゃれ染めかという名前だけで判断しないこと。
髪の状態と、カラーで何をしたいのかを考えて判断することです。
このあたりは次の記事で詳しく説明します。
縮毛矯正とカラーを同時にするなら「髪の履歴」が重要
縮毛矯正とヘアカラーの同時施術を考えるとき、現在の髪だけを見て判断するのは十分ではありません。
美容師が確認したいのは、これまで髪に何をしてきたのかという「履歴」です。
例えば、
・過去に縮毛矯正をしている
・何度もカラーをしている
・毛先を明るくしている
・ブリーチをしている
・黒染めや暗染めをしている
・ホームカラーをしている
などです。
特に毛先は、現在の見た目だけでは過去の施術履歴を正確に判断できないことがあります。
同じ「縮毛矯正をしている人」でも、
根元は健康な新生毛、毛先は何度もカラーと縮毛矯正を繰り返した髪
という状態なら、根元と毛先を同じように扱うことはできません。
縮毛矯正もカラーも、髪全体を一律に考えるのではなく、現在どこにどのような履歴があるのかを見ることが大切です。
同時施術できるかどうかは「薬剤の組み合わせ」で考える
縮毛矯正とヘアカラーを同日に行う場合、
「縮毛矯正+カラー」
という2つのメニューを単純に足し算するのではなく、
縮毛矯正の薬剤と、カラーの薬剤をどう組み合わせるのか
という考え方が必要になります。
縮毛矯正では、髪の状態に合わせて還元剤やアルカリ度などを考えます。
カラーでは、希望する明るさや色、白髪の量、現在の髪色などを考えます。
さらに、同日に施術するのであれば、それぞれを別々に考えるのではなく、髪にかかる負担を全体として考える必要があります。
だからこそ、同じ「縮毛矯正+カラー」というメニューでも、美容師によって施術方法が違うことがあります。
同じ日にできることと、同じ日にやった方がいいことは違う
ここも覚えておいてほしいポイントです。
技術的に同日に施術できるとしても、
「絶対に同じ日にやった方がいい」
という意味ではありません。
例えば、カラーで大幅に明るくしたい場合や、髪のダメージが大きい場合などは、別日に分けた方が髪への負担を管理しやすいケースもあります。
一方で、カラーの内容や髪の状態によっては、同日に施術することが可能な場合もあります。
つまり、
「できるか、できないか」だけではなく、「この髪に、このカラーなら、どうするのが適切か」
という判断が必要なのです。
Kyiiiでは「メニュー」より髪の状態を見る
Kyiiiでは、縮毛矯正を単純に一つの薬剤で全員に行うという考え方はしていません。
髪の状態や履歴を確認し、必要に応じて薬剤や施術方法を考えます。
ヘアカラーについても同じです。
「白髪染めだからこうする」
「おしゃれ染めだからこうする」
と名前だけで判断するのではなく、
現在の髪に何が必要なのかを考えることが大切だと考えています。
縮毛矯正とヘアカラーを同時に行いたい場合も、単純に「できます」「できません」と判断するのではなく、髪の履歴やカラーの希望まで含めて考える必要があります。
まとめ
縮毛矯正とヘアカラーは、条件によっては同じ日に施術することができます。
ただし、
・ヘアカラーにはさまざまな種類がある
・カラーによってアルカリなどの作用が異なる
・白髪染めとおしゃれ染めも一括りにはできない
・縮毛矯正の履歴やカラー履歴が重要
・髪の状態によっては同日施術を避けた方がいい場合もある
・同日施術する場合は薬剤の組み合わせを考える必要がある
ということを知っておいてください。
「縮毛矯正とカラーは同時にできるの?」という質問に対して、本当に重要なのは「できる・できない」の二択ではありません。
どんなカラーを、どんな髪に、どんな縮毛矯正と組み合わせるのか。
そこまで考えて初めて、同時施術が適切かどうかを判断できます。
次回は、さらに一歩踏み込んで、
「ヘアカラーの種類|縮毛矯正と同時にできるのは何?」
について解説します。
カラー剤の種類を知ると、なぜ縮毛矯正と同時にできるカラーと、慎重に考えた方がいいカラーがあるのかが見えてきます。
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