ヘアカラーの種類|縮毛矯正と同時にできるのは何?
- Kyiii

- 8月16日
- 読了時間: 6分
更新日:8月17日
「縮毛矯正とカラーを同じ日にしたいけど、どんなカラーならできるの?」
縮毛矯正をしている方なら、一度は気になったことがあるのではないでしょうか。
前回の記事では、縮毛矯正とヘアカラーは、髪の状態や薬剤、施術履歴によって同時施術できるかどうかが変わるという話をしました。
今回は、そもそもヘアカラーにはどんな種類があるのかを整理してみます。
実は「カラー」と一言で言っても、髪を染める方法はいくつかあります。
また、「白髪染め」という言葉はカラー剤の種類ではなく、白髪を染めるという目的を表しています。
今回はそれぞれの仕組みを詳しく説明するのではなく、まずは全体像を知っておきましょう。
ヘアカラーにはどんな種類がある?
代表的なものを挙げると、
・酸化染毛剤
・ヘアマニキュア
・塩基性染料・HC染料を利用したカラー
・ヘナなどの植物染料
・一時染毛剤
などがあります。
もちろん、商品によって配合されている染料や処方は異なります。
「この名前だから必ずこの成分」というわけではありません。
ここでは、染める方法を理解するための大きな分類として考えてください。
酸化染毛剤
美容室で一般的に使われているヘアカラーの代表が、酸化染毛剤です。
髪を明るくしながら色を入れることができるのが大きな特徴です。
一般的には、アルカリ剤や過酸化水素、酸化染料などを利用して髪の内部で発色させます。
「ヘアカラー」と聞いて、多くの方がイメージするのがこのタイプです。
縮毛矯正との関係を考えるうえでも、特に重要なのがこの酸化染毛剤です。
縮毛矯正と同時に行う場合に注意が必要なのも、基本的にはこのタイプのカラーです。
この理由については、次の記事で詳しく解説します。
ヘアマニキュア
ヘアマニキュアは、酸化染毛剤とは違う方法で髪に色をつけます。
一般的なヘアマニキュアでは酸性染料が使われます。
難しく考えなくても、
染料のマイナス(−)と、髪のたんぱく質が持つプラス(+)の部分が引き合ってくっつく。
と考えてもらえば十分です。
髪を大きく明るくすることは基本的にできませんが、髪に色を加えることができます。
白髪を染める目的で使われることもあります。
塩基性染料・HC染料を利用したカラー
カラートリートメントやカラーバターなどで使われることがあるのが、塩基性染料やHC染料です。
ここはヘアマニキュアと混同されやすいところです。
塩基性染料は、名前の通りプラス(+)の電荷を持つカチオン性の染料です。
ヘアマニキュアで代表的に使われる酸性染料がマイナス(−)なので、染料の電荷という点では反対です。
つまり、
酸性染料=マイナス(−)
塩基性染料=プラス(+)
という違いがあります。
ただし、HC染料は塩基性染料とは別の染料です。
HC染料は、染料の分子が比較的小さく、毛髪内部へ浸透して着色するタイプがあります。
そのため、
「塩基性染料とHC染料は同じもの」
というわけではありません。
カラーバターやカラートリートメントなどの商品では、塩基性染料やHC染料などが単独または組み合わせて使用されていることがあります。
商品によって処方は異なるため、商品名だけではなく、実際の成分を見ることが重要です。
ヘナなどの植物染料
植物由来の染料を利用して髪を染める方法もあります。
代表的なのがヘナです。
ヘナというと「植物だから完全に天然」と考える方もいるかもしれませんが、ここには注意が必要です。
美容室で使用される「ヘナ」と呼ばれる製品の中には、植物染料だけではなく、さまざまな成分が配合されているものがあります。
製品によって内容が異なるため、
「ヘナだから必ず植物染料だけ」
とは限りません。
縮毛矯正との組み合わせを考える場合も、名前だけではなく、実際に使用する製品の内容を確認する必要があります。
一時染毛剤
一時的に髪へ色をつける方法もあります。
スプレーやカラーワックスなど、髪の表面などに色をつけ、シャンプーすると落ちるタイプです。
美容室で一般的なカラーとして使われることはほとんどありませんが、用途によっては扱っている美容室もあるかもしれません。
酸化染毛剤以外なら縮毛矯正と同時にできる?
ここまでカラーの種類を見てきました。
では、縮毛矯正と同時にできるのはどのカラーなのでしょうか?
基本的には、酸化染毛剤以外のカラーは、縮毛矯正と同時に行うこと自体は大きな問題になりにくいと考えられます。
その理由は、酸化染毛剤のように髪の内部で酸化反応を利用して染めるものではないからです。
ヘアマニキュアや塩基性染料・HC染料を利用したカラー、一時染毛剤などは、酸化染毛剤とは染色の仕組みが異なります。
そのため、縮毛矯正と同時に行う場合も、酸化染毛剤ほど薬剤的な問題を考える必要はありません。
もちろん、商品によって処方は違います。
また、同時施術をおすすめしない理由は、薬剤の相性だけとは限りません。
例えば、仕上がりや施術工程、色の入り方、今後の施術への影響など、別の理由から同時施術を避けた方がいいと考える美容師もいます。
そのため、実際に施術する場合は、使用するカラー剤を確認したうえで担当の美容師さんに相談してください。
根元と毛先を同じように考えない
縮毛矯正とカラーを組み合わせるときには、髪全体を一つのものとして考えないことも重要です。
新しく生えてきた根元と、何度も縮毛矯正やカラーを繰り返してきた毛先では、髪の状態が違います。
例えば、根元は比較的健康な状態でも、毛先には過去の施術による負担が蓄積していることがあります。
そのため、
「カラーの種類が何か」
だけではなく、
「そのカラーを、どこにするのか」
まで考える必要があります。
Kyiiiでは「メニュー名」ではなく中身を見る
Kyiiiでは、縮毛矯正でもカラーでも、メニュー名だけで髪の状態を判断することはしません。
縮毛矯正なら、髪の履歴や状態に合わせて薬剤や施術方法を考える。
カラーなら、どのような目的で、どのようなカラー剤を、どこに使用するのかを考える。
こうした考え方が大切だと思っています。
「白髪染めだから強い」
「マニキュアだから絶対に安心」
「ヘナだから絶対に安全」
というように、名前だけで判断するのではなく、実際に何を使って、髪にどのように作用させるのかを見ることが重要です。
まとめ
ヘアカラーには、
・酸化染毛剤
・ヘアマニキュア
・塩基性染料・HC染料を利用したカラー
・ヘナなどの植物染料
・一時染毛剤
など、さまざまな方法があります。
ヘアマニキュアに代表される酸性染料と、塩基性染料では、染料の電荷にも違いがあります。
また、カラーバターやカラートリートメントなどは、商品によって塩基性染料やHC染料などが使用されています。
そして縮毛矯正との同時施術を考える場合、特に注意したいのが酸化染毛剤です。
酸化染毛剤以外は、基本的に縮毛矯正と同時に行うこと自体は大きな問題になりにくいですが、美容師によっては別の理由から同時施術を避ける場合もあります。
次回は、
「縮毛矯正と同時にやるなら知っておきたいヘアカラーの仕組み」
について解説します。
なぜ酸化染毛剤だけは縮毛矯正との組み合わせで注意が必要なのか。
その理由を、アルカリや過酸化水素、髪を明るくする仕組みから詳しく見ていきます。
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