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縮毛矯正と同時にやるなら知っておきたいヘアカラーの仕組み

  • 執筆者の写真: Kyiii
    Kyiii
  • 8月17日
  • 読了時間: 6分

縮毛矯正とヘアカラーを同じ日にしたい。

そんなときに気になるのが、「そもそもヘアカラーは髪の中で何をしているの?」ということではないでしょうか。

前回は、酸化染毛剤、ヘアマニキュア、塩基性染料・HC染料、ヘナ、一時染毛剤など、ヘアカラーにはさまざまな種類があることを紹介しました。

今回は、その中でも縮毛矯正との関係を考えるうえで特に重要な酸化染毛剤の仕組みについて、髪質改善特化のセルフブロー式縮毛矯正専門店Kyiii(キー)が説明します。

酸化染毛剤以外については簡単に触れ、酸化染毛剤を中心に見ていきましょう。


ヘアマニキュアは髪に色をつける


ヘアマニキュアは、酸化染毛剤とは違い、髪を明るくすることを基本的には目的としていません。

酸性染料などを利用して、髪のたんぱく質のプラスの部分などに染料を付着させ、髪に色をつけます。

そのため、酸化染毛剤のように髪の中で酸化反応を利用して発色させるカラーとは仕組みが違います。


塩基性染料・HC染料を利用したカラー


カラーバターやカラートリートメントなどに使われることがあるのが、塩基性染料やHC染料です。

塩基性染料はプラスの電荷を持つ染料で、HC染料はそれとは異なる仕組みで毛髪に浸透して着色する染料です。

商品によって使用される染料や配合は異なります。

こちらも酸化染毛剤とは違い、基本的には髪を大きく明るくするためのカラーではありません。


ヘナなどの植物染料


植物由来の染料を利用して髪に色をつける方法もあります。

代表的なのがヘナです。

ただし、「ヘナ」という名前だけで植物染料だけを使用しているとは限りません。

美容室で使われている製品の中には、植物染料以外の成分が配合されているものもあります。

そのため、ヘナの場合も製品の内容を確認することが大切です。


一時染毛剤


カラースプレーやカラーワックスなど、シャンプーすると落ちるタイプのカラーもあります。

これは一時的に髪の表面などへ色をつけるものです。

美容室で一般的なカラーとして使われることは多くありませんが、これも酸化染毛剤とは仕組みが大きく違います。


酸化染毛剤は何をしているの?


ここからが今回の本題です。

美容室で一般的に使われている酸化染毛剤は、単純に「髪に色をつける薬」ではありません。

酸化染毛剤では、大きく考えると、


① 髪を明るくする


② 染料を髪の中で発色させる


という2つのことを行っています。

この2つが同時に起こることが、酸化染毛剤の大きな特徴です。


髪を明るくする


黒髪が茶色や明るい色になるためには、もともと髪の中にあるメラニン色素を減らす必要があります。

そこで重要になるのが、アルカリ剤と過酸化水素です。

アルカリ剤によって髪を膨潤させ、薬剤が作用しやすい状態をつくります。

そして過酸化水素による酸化作用によって、髪のメラニン色素を分解していきます。

これによって、もともとの髪色を明るくすることができます。

つまり、

「カラーで髪を明るくする」

という現象には、染料だけではなく、髪の中にあるメラニンへの作用が関係しています。


そして、染料を発色させる


酸化染毛剤では、髪を明るくするだけではありません。

カラー剤に含まれる酸化染料の前駆体などが、過酸化水素による酸化反応によって発色します。

発色した染料は髪の内部に形成されるため、洗ってもすぐに全部が落ちるような一時的な着色とは違います。

つまり酸化染毛剤では、

髪の中にあるメラニンを減らして髪を明るくすること

と、

酸化反応によって染料を発色させること

を同時に行っています。

ここが、ヘアマニキュアや一時染毛剤などとの大きな違いです。


なぜ縮毛矯正との組み合わせで注意が必要なのか?


ここまで読むと、縮毛矯正と酸化染毛剤を同時に行う場合に、なぜ注意が必要なのかが少し見えてきます。

縮毛矯正では、還元剤などを利用して髪の結合に作用させ、髪の形を変えていきます。

一方、酸化染毛剤では、

・アルカリ剤


・過酸化水素


・酸化染料

などを利用して、髪を明るくしたり、染料を発色させたりします。

つまり、どちらも髪に対して化学的な作用を行う施術です。

そのため、同じ日に行う場合には、それぞれの薬剤だけを見るのではなく、髪に対して全体としてどの程度の化学的負担をかけることになるのかを考える必要があります。


ただし「カラー=すべて同じ」ではない


ここで注意したいのが、酸化染毛剤でもすべてのカラーが同じではないということです。

髪をどの程度明るくするのか。

どの程度色を入れるのか。

どこにカラーをするのか。

現在の髪がどのような状態なのか。

これによって必要になる薬剤の設計は変わります。

特に縮毛矯正を繰り返している髪では、根元と毛先で状態が違うことも珍しくありません。

そのため、「酸化染毛剤だから全部ダメ」という話でもありません。

どのような酸化染毛剤を、どの髪に、どのように使うのか。

そこまで考える必要があります。


アルカリの量については次の記事で詳しく


今回、酸化染毛剤の仕組みを説明する中で「アルカリ」という言葉が出てきました。

実は、このアルカリの働きも、縮毛矯正をしている方には知っておいてほしいポイントです。

同じ酸化染毛剤でも、髪をどの程度明るくするのかによって、薬剤の設計は変わります。

そして、「カラーだから同じ」「白髪染めだから同じ」ではありません。

次の記事では、この「アルカリ」に焦点を当てます。

特に、

「明るい白髪染めは、なぜアルカリの働きが大きくなることがあるのか?」

というところまで掘り下げていきます。


Kyiiiでは薬剤の名前だけで判断しない


Kyiiiでは、縮毛矯正でもカラーでも、メニュー名だけで髪への作用を判断することはしません。

縮毛矯正なら、髪の履歴や現在の状態を確認して、必要な薬剤や施術方法を考える。

カラーなら、どのような目的で、どのようなカラー剤を、どこに使用するのかを考える。

大切なのは、薬剤の名前だけを見るのではなく、その薬剤が髪に何をしているのかを理解することです。

縮毛矯正とヘアカラーを組み合わせる場合も、同じ考え方が必要になります。


まとめ


酸化染毛剤以外にも、ヘアマニキュア、塩基性染料・HC染料を利用したカラー、ヘナ、一時染毛剤など、髪を染める方法にはさまざまな種類があります。

その中でも酸化染毛剤は、

髪のメラニンを減らして明るくすること

と、

酸化反応によって染料を発色させること

を同時に行うのが大きな特徴です。

そのため、縮毛矯正との同時施術を考えるときには、酸化染毛剤について特に注意して考える必要があります。

ただし、酸化染毛剤だから一律に同時施術できないというわけではありません。

髪の状態、施術履歴、カラーの内容、使用する薬剤などを総合的に判断することが重要です。

次回は、今回出てきた「アルカリ」について詳しく解説します。

「明るくするカラー」と「暗く染めるカラー」では何が違うのか。

そして、縮毛矯正をしている方がなぜカラーのアルカリ量を知っておくとよいのか。

具体的に見ていきます。








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