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シャンプーで癖は治るのか?

  • 執筆者の写真: Kyiii
    Kyiii
  • 6 時間前
  • 読了時間: 7分

「このシャンプーを使ったら、髪の癖が落ち着いた」

「癖毛が治った」

そんな口コミを見たことはありませんか?

では、本当にシャンプーで髪の癖は治るのでしょうか?

結論から言うと、

シャンプーで生まれつきの髪の癖そのものを治すことはできません。

ただし、

髪が扱いやすくなったことで、「癖が治った」と感じることはあります。

ここは「癖が治る」という言葉を、少し分けて考える必要があります。


そもそも「髪の癖」とは?


髪の形は、毛根から作られる髪そのものの構造や、毛髪内部の状態などによって決まります。

シャンプーは髪や頭皮を洗浄するもの。

シャンプーをしただけで、毛根から作られる髪の形そのものを変えることはできません。

そのため、

シャンプーを変えたことで、生まれつきの癖毛そのものがストレート毛に変わる

ということは基本的に考えにくいでしょう。

では、なぜ「癖が治った」という人がいるのでしょうか?


「治った」と感じる理由


ここが今回のポイントです。

髪の癖そのものが変わっていなくても、

  • 髪がまとまりやすくなる

  • 広がりにくくなる

  • パサつきが減る

  • 髪が柔らかく感じる

  • 乾燥によるうねりが目立たなくなる

などの変化が起きれば、見た目としてはかなり違って見えます。

すると、

「癖がなくなった」

「このシャンプーで癖が治った」

と感じることがあります。

つまり、

「癖が治った」のではなく、「癖が扱いやすくなった」

という可能性があります。


ドライヤーで「癖が治った」と感じることもある


もう一つ、見落としやすいのがドライヤーによる変化です。

最近のシャンプーやトリートメントには、熱を利用したヘアケアを意識して、ドライヤーなどで髪を乾かす際のまとまりやツヤ、指通りなどを整えることを目的とした成分が配合されているものもあります。

例えば、

  • γ-ドコサラクトン

  • メドウフォーム-δ-ラクトン

  • トステア

などが挙げられます。

これらは、ヘアケア製品の中で「ヒートケア」などの目的で利用されることがあります。

こうした成分を含むシャンプーやトリートメントを使用し、その後にドライヤーで髪を乾かすことで、

髪がまとまりやすくなる

ツヤが出る

うねりや広がりが目立ちにくくなる

「癖が治ったように見える」

ということがあります。

つまり、

「シャンプーを変えたら癖が治った」という体験の中には、シャンプーそのものだけではなく、その後のドライヤーによる乾燥や熱を利用したヘアケアの結果が含まれている可能性もあります。

ただし、ここで注意したいことがあります。

これらの成分について、

「熱を当てれば、生まれつきの癖毛が永久的にストレートになる」

という意味ではありません。

熱を利用したスタイリングやコンディショニングによって、髪がまとまりやすくなったり、ツヤが出たり、うねりが目立ちにくくなったりすることがあります。

そのため、

「ドライヤーを使ったら癖が治った」

と感じることもありますが、

「癖そのものが治った」のか、「熱を利用して髪が扱いやすい状態になった」のかは分けて考える必要があります。

なお、γ-ドコサラクトン、メドウフォーム-δ-ラクトン、レブリン酸、トステアなどは、それぞれ毛髪への作用や製品中での位置づけが同じではありません。

そのため、これらをすべて同じ意味で「熱反応型成分」と一括りにするのではなく、それぞれの成分がどのような目的で配合されているのかを分けて考えることも大切です。


もし本当に「癖が治る」としたら?


では逆に、

「シャンプーで癖が治る」

と仮定してみましょう。

その場合、気になるのがどんな成分が入っているのかです。

シャンプーには、

  • 洗浄成分

  • コンディショニング成分

  • 保湿成分

  • 油性成分

  • カチオン性成分

  • シリコーン類

  • 植物エキス

  • タンパク質・アミノ酸系成分

など、さまざまな成分が配合されています。

これらによって髪の手触りやまとまり、滑り、保湿感などが変わることはあります。

しかし、それは基本的に、

髪の表面や毛髪内部の状態、髪同士の摩擦などに影響して「扱いやすくなる」こと

と、

毛根から作られる髪の形そのものを変えること

とは別の話です。

ここを混同してはいけません。


では、どんなときに「癖が治った」と感じる?


例えば、今まで使っていたシャンプーでは髪が乾燥して広がっていたとします。

そこで保湿力の高いシャンプーに変えた。

すると、

乾燥が落ち着く

髪がまとまりやすくなる

うねりや広がりが目立たなくなる

「癖が治った!」

となることがあります。

これは十分あり得る話です。

また、シャンプーやトリートメントを変えたことで、ドライヤー後の髪のまとまりやツヤが良くなることもあります。

その結果、

「朝の髪が扱いやすくなった」

「以前よりストレートに見える」

「癖がなくなったように感じる」

ということもあるでしょう。

でも、髪の癖そのものがなくなったとは限りません。

「見た目として癖が分かりにくくなった」

ということも考えられます。


さらに、髪質はずっと同じとは限らない


ここも意外と重要です。

髪の状態は、いつも一定ではありません。

体調、生活環境、ストレス、ホルモンバランスなどによって、髪の状態が変化することがあります。

例えば、強いストレスや体調の変化によって、抜け毛が増えることもあります。

また、ホルモン環境の変化などによって、髪の太さや質感、まとまり方が変わったと感じる人もいます。

つまり、

「髪質が変化したタイミング」と「シャンプーを変えたタイミング」が偶然重なる

こともあります。


シャンプーを変えたら癖が治った?


例えば、

  1. 最近、髪の状態が変わってきた

  2. 同じ時期にシャンプーを変えた

  3. その後、髪が扱いやすくなった

となったとします。

本人からすると、

「新しいシャンプーに変えたら癖が治った」

となります。

もちろん、そのシャンプーによって髪のまとまりが良くなった可能性はあります。

しかし、

本当にシャンプーだけが原因だったのか?

というところまでは、この情報だけでは判断できません。

時間の経過による変化や、体調・ストレス・ホルモンなど、別の要因が重なっている可能性もあります。


「口コミ」は嘘とは限らない


ここは大切です。

「このシャンプーを使ったら癖が治った」という口コミを見たとき、

「そんなの嘘だ」

と決めつける必要もありません。

その人が実際に、

「髪が扱いやすくなった」

「うねりが目立たなくなった」

と感じた可能性は十分あります。

ただし、

その体験=シャンプーによって髪の癖そのものが治った

とは限りません。

「治った」という言葉の中に、

  • まとまりが良くなった

  • 広がらなくなった

  • パサつかなくなった

  • うねりが目立たなくなった

  • ドライヤー後に髪が整いやすくなった

など、いろいろな変化が含まれている可能性があります。


シャンプーにできること、できないこと


シャンプーは、髪のコンディションを整えるうえで重要なアイテムです。

髪の質感やまとまりを変えることはできます。

また、シャンプーやトリートメントに配合された成分と、ドライヤーなどによる熱を組み合わせることで、髪がより扱いやすく感じられることもあります。

しかし、

生まれつきの癖そのものをシャンプーだけでストレートに変える

という話になると、別の問題です。

癖を根本的に変えるには、縮毛矯正のように毛髪の結合に作用させる施術が必要になります。

だからこそ、

「癖が治った」のか

それとも、

「癖が扱いやすくなった」のか。

この2つを分けて考えることが大切です。

シャンプーを変えて髪が扱いやすくなったのであれば、それは十分に価値のある変化です。

ただ、それをそのまま、

「癖毛が治った」

と考えてしまうと、話が少し変わってきます。

シャンプーは髪を扱いやすくすることはできても、髪の癖そのものを治すものではない。

そして、ドライヤーや熱を利用したヘアケアによって「癖が治ったように見える」こともあります。

まずは、

「髪の癖そのものが変わったのか」

「髪が扱いやすくなったことで、癖が目立たなくなったのか」

この違いを知っておきましょう。









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