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今さら聞けない酸熱トリートメント|成分からアルカリ酸熱まで完全解説

  • 執筆者の写真: Kyiii
    Kyiii
  • 7月5日
  • 読了時間: 4分

更新日:8月11日

酸熱トリートメントについては、これまでにも何度か解説してきました。

しかし近年では、新しい成分や施術方法が次々と登場し、「酸熱トリートメント」という言葉だけでは説明しきれないほど種類が増えています。

SNSでは「髪質改善」と紹介されることも多く、一体何が酸熱トリートメントなのか分からなくなっている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、酸熱トリートメントを成分から整理し、従来の酸熱トリートメントだけでなく、近年注目されているアルカリ酸熱まで含めて詳しく解説します。


酸熱トリートメントとは?


酸熱トリートメントとは、その名の通り「酸」と「熱」を利用して髪の質感を整える施術です。

酸を髪に作用させ、その後ヘアアイロンなどの熱を加えることで髪のまとまりやツヤを向上させます。

ただし、「酸熱トリートメント」という名前にも明確な定義はありません。

使用する成分や施術方法は美容室によって異なります。


なぜ「酸」と「熱」を使うの?


髪は熱を加えることで反応する成分が数多くあります。

そこへ酸を組み合わせることで、髪のまとまりや質感をコントロールするという考え方から生まれたのが酸熱トリートメントです。

しかし、「酸」と一言で言っても使用される成分はさまざまです。


酸熱トリートメントで使われる代表的な成分


グリオキシル酸

酸熱トリートメントを広めた代表的な成分です。

高い質感改善効果がありますが、使い方によっては髪が硬く感じたり、繰り返し施術した髪への縮毛矯正が難しくなったりする場合があります。


レブリン酸

比較的新しい熱反応型の成分です。

グリオキシル酸よりも質感が柔らかく感じられることが多く、現在多くのサロンで採用されています。


マレイン酸・ジマレイン酸

毛髪内部の結合を補助する目的で使用されることがあります。

プレックス系処理剤にも採用される成分で、ダメージケアの考え方とも深く関係しています。


酸熱トリートメントと熱反応トリートメントの違い


最近では「酸熱トリートメント」というよりも、「熱反応トリートメント」という考え方が広がっています。

酸だけに注目するのではなく、熱によって反応するさまざまな成分を利用して質感を整える施術です。

そのため、レブリン酸やトステアなどを使用した施術は、厳密には従来の酸熱トリートメントとは考え方が異なる場合もあります。


アルカリ酸熱とは?


最近よく耳にするようになったのがアルカリ酸熱です。

名前だけを見ると矛盾しているように感じますが、酸だけではなくアルカリの考え方も取り入れた施術方法です。

髪の状態や使用する薬剤によってアプローチを変えるため、従来の酸熱トリートメントとは施術方法が異なります。


実際には、


アルカリ酸熱という名前ですが、施術がアルカリ性になるわけではありません。


多くの場合は、グリオキシル酸などの強い酸をアルカリ剤で調整し、強酸から弱酸性域へコントロールして使用します。


つまり、「アルカリを使う酸熱トリートメント」という意味であり、髪をアルカリ性にして施術するという意味ではありません。

ただし、美容室によって考え方や使用する薬剤はさまざまです。


酸熱トリートメントのメリット

  • ツヤが出やすい

  • まとまりやすくなる

  • 手触りが向上しやすい

  • 広がりを抑えやすい

デメリット

  • クセ毛を伸ばす施術ではない

  • 使用する成分によって仕上がりが異なる

  • 繰り返し施術する場合は成分を理解することが大切

大切なのは「酸熱」という名前ではありません


グリオキシル酸が広く使われ始めた頃は、「やればやるほど髪が綺麗になる」というキャッチコピーをよく目にしました。


しかし、その後、多くの施術例が蓄積されるにつれ、繰り返し施術した髪では質感の変化や、その後の縮毛矯正に影響が出るケースも報告されるようになりました。


現在では、グリオキシル酸にもメリットと注意点の両方があることが広く知られるようになっています。

現在では、酸熱トリートメントという言葉だけでは施術内容を判断できません。

どの成分を使用しているのか。

どんな考え方で施術しているのか。

それを理解することが、自分の髪に合った髪質改善を選ぶ第一歩です。







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