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縮毛矯正の薬はどこのメーカー?美容室で使われている薬剤と「○○ストレート」の正体を調べてみた

執筆者の写真: Kyiii
Kyiii
9月5日
読了時間: 9分

更新日:6 日前

美容室を探していると、

「縮毛矯正」

だけではなく、

「クオラインストレート」


「酸性ストレート」


「髪質改善ストレート」


「美髪ストレート」


「○○式ストレート」

など、いろいろな名前を見かけませんか?

初めて縮毛矯正をする方からすると、

「これって全部違う施術なの?」

と思いますよね。

そして、もう一つ気になるのが料金です。

同じように髪を真っ直ぐにする縮毛矯正なのに、1万円以下のお店もあれば、2万円、3万円、それ以上のお店もあります。

「どうしてこんなに値段が違うの?」

と思うのも当然です。

実は、その理由を知るためには、まず縮毛矯正に使われている薬剤を知ると分かりやすいんです。

今回は、美容師の私が改めて縮毛矯正の薬剤メーカーやブランドを調べながら、美容室のメニュー名に何が落とし込まれているのかを見ていきます。


そもそも美容室の薬剤はどこから来ているの?


まず知っておきたいのが、

美容室が縮毛矯正の薬を一から作っているわけではない

ということです。

美容室で使われている縮毛矯正剤は、基本的に薬剤メーカーが製造・販売しているものです。

美容師が髪の状態に合わせて薬剤を選んだり、複数の薬剤を使い分けたり、場合によっては組み合わせたりすることはあります。

でも、その元になる薬剤にはメーカーやブランドがあります。

つまり、

メーカー



薬剤ブランド



美容室



美容師が髪の状態に合わせて使用



お客様

という流れです。

では、実際にどんなメーカーやブランドがあるのでしょうか?



まずは大手メーカー


昔から美容業界には、たくさんの美容室で使われてきた大手メーカーがあります。

縮毛矯正剤も、こうしたメーカーから数多く販売されてきました。

代表的なところを見てみましょう。

アリミノ「クオライン」

アリミノの代表的なストレートブランドが「クオライン」です。

現在も複数の薬剤がラインナップされており、髪の状態に合わせて選択できるようになっています。

例えば、クセの強さやダメージの状態などによって使い分けることが想定されています。

つまり、

「クオライン」という一つの商品だけで、どんな髪でも縮毛矯正する

というものではありません。

同じブランドの中にも複数の薬剤があり、それを美容師が髪の状態に合わせて選びます。

そして美容室のメニューを見ていると、

「クオラインストレート」

のように、薬剤ブランドの名前がそのままメニュー名に使われていることがあります。

これは縮毛矯正のメニュー名を見るうえで、非常に分かりやすい例です。


ミルボン「リシオ」から「ネオリシオ」へ

ミルボンにも、長い歴史を持つストレートブランドがあります。

それが「リシオ」です。

ミルボンは1998年に、アイロン技術による縮毛矯正システム「リシオ」を発売しています。

そして現在のミルボンのストレートブランドとして展開されているのが、

「ネオリシオ」

です。

つまり、

リシオとネオリシオは全く別のメーカーの別商品、という話ではありません。

長く続いてきた「リシオ」というストレートブランドが、時代とともに進化して現在の「ネオリシオ」へとつながっています。

美容室によっては、現在でも「リシオ」や「ネオリシオ」という名前をメニューで見かけることがあります。

こうして見ると、美容室のメニュー名には、薬剤ブランドの歴史そのものが残っている場合もあることが分かります。


ナプラにもストレートブランドがある

ナプラにもストレート剤があります。

代表的なものとして、

「ウトエト ストレート」

や、

「フェーブストレート」

などがあります。

こちらも髪の状態や求める仕上がりに合わせて複数の薬剤が用意されています。

大手メーカーの商品を見ているだけでも、

「縮毛矯正剤=どれを使っても同じ」ではない

ということが分かります。


タマリスの「シスキュア」

もう一つ、縮毛矯正やストレートを調べていると名前を見かけるのが、

タマリスの「シスキュア」

です。

シスキュアには、システインやシステアミンなどを組み合わせた処方の製品があります。

ここも大切なところで、

シスキュアは美容師個人が作ったプライベートブランドというわけではありません。

タマリスというメーカーの商品です。

このように、美容室で見かけるブランド名を調べていくと、

「これは美容師さんが作ったのかな?」

と思う名前でも、実際には大手・既存メーカーの商品だったりします。


では、最近増えている「美容師が作ったストレート」は?


ここから少し時代が変わってきます。

現在は、大手メーカーの商品だけではなく、

縮毛矯正を得意とする美容師さんが、自分たちの経験や技術をもとに薬剤開発に関わるケース

もあります。

代表的なものとして、

METEO(メテオ)

sins(シンズ)

HEARTS(ハーツ)

などがあります。

もちろん、縮毛矯正について深い知識や技術を持っている美容師さんは他にもたくさんいます。

そのため現在では、こうした美容師・技術者発のプライベートブランドやストレート剤も数多く存在します。

これは、

「自分が理想とする縮毛矯正を、薬剤の部分から追求したい」

という美容師さんが増えてきたことの表れとも言えるでしょう。

ただし、ここで注意したいのは、

「美容師が作った薬剤」といっても、製造まで美容師自身が行っているとは限らない

ということ。

メーカーとの共同開発、監修、ブランド展開など、関わり方はそれぞれ違います。


こうして見ると、美容室のメニュー名が面白くなる


ここまで薬剤を見てくると、美容室のメニュー名が少し違って見えてきませんか?

例えば、

クオラインストレート

のように、メーカーが販売している薬剤ブランドの名前が、そのままメニューに使われている場合があります。

一方で、

酸性ストレート

という名前なら、薬剤の性質や施術の考え方を表しています。

髪質改善ストレート

なら、仕上がりやお客様の悩みに焦点を当てています。

そして、

○○式ストレート

のような名前なら、美容師やサロン独自の技術・ブランドを表している場合があります。

つまり、

美容室のメニュー名には、いろいろなものが落とし込まれているんです。

薬剤の商品名。

成分や薬剤の性質。

技術や工程。

美容師やブランドの名前。

仕上がりのイメージ。


一般のお客様には「縮毛矯正」にしか見えない


ここが今回、一番伝えたいところです。

お客様からすると、

「髪のクセを伸ばす施術=縮毛矯正」

ですよね。

だから、

「A店は15,000円」

「B店は25,000円」

「C店は8,000円」

となっていたら、

「同じ縮毛矯正なのに、どうしてこんなに値段が違うの?」

と思うのは当然です。

美容室側も、同じ「縮毛矯正」だけでは自分たちの特徴を伝えにくい。

だから、

薬剤のブランド名を使ったり、技術名を付けたり、仕上がりを表現したりして、メニュー名を工夫する。

これは、お客様に自分たちの縮毛矯正の特徴を知ってもらうための一つの方法なんです。


でも、プロから見ると縮毛矯正は全然同じじゃない


ところが、美容師からすると話は変わります。

同じ「縮毛矯正」という名前でも、

使う薬剤が違う。

薬剤の選び方が違う。

塗り方が違う。

放置時間が違う。

アイロンの温度が違う。

アイロンの操作が違う。

髪に残す水分量が違う。

根元と毛先で施術を変えるかどうかも違う。

さらに、カラーをしている髪なのか、ブリーチをしている髪なのか、過去に縮毛矯正をしている髪なのかによっても、考え方は変わります。

つまり、

一般のお客様から見ると「縮毛矯正」という一つの施術でも、プロから見ると、お店によってやっていることがかなり違う。

ここが、縮毛矯正の難しいところでもあり、面白いところでもあります。


高い薬剤を使えば、必ずきれいになる?


ここも誤解されやすいところです。

有名な薬剤を使っているから、必ずきれいになる。

高い薬剤だから、必ず傷まない。

酸性ストレートだから、必ずダメージが少ない。

美容師発のブランドだから、必ず自分の髪に合う。

というわけではありません。

薬剤はあくまで道具です。

その薬剤を、

「誰が」


「どの髪に」


「どのように使うのか」

が重要です。

同じ薬剤でも、使い方によって結果は変わります。

逆に言えば、薬剤メーカーが違っても、髪の状態をきちんと見極め、適切な薬剤と技術を選べる美容師さんなら、良い結果につながる可能性があります。


美容室を選ぶときは、メニュー名だけを見ない


だから、縮毛矯正を選ぶときは、

「髪質改善って書いてあるから安心」

「酸性ストレートだから傷まない」

「有名な薬剤を使っているから絶対にきれいになる」

と、名前だけで判断しないことも大切です。

気になる場合は、

「どんな薬剤を使っていますか?」

と美容師さんに聞いてみてもいいと思います。

そして、それ以上に大切なのは、

「私の髪には、どんな方法が合いますか?」

と聞くこと。

縮毛矯正は、薬剤だけで完成する施術ではありません。


縮毛矯正の世界は、実はかなり奥が深い


今回、いろいろなメーカーやブランドを調べてみると、

昔から続いている大手メーカーのブランドがあり、

そこから新しいストレート剤が生まれ、

さらに縮毛矯正を得意とする美容師さんたちが、自分たちの技術を追求するために薬剤開発にも関わるようになっています。

そして、その薬剤名や技術名、ブランド名、仕上がりのイメージが、美容室のメニュー名になっていきます。

だから美容室のメニューに、

「○○ストレート」

と書いてあったら、

「これは何の名前なんだろう?」

と少し調べてみるのも面白いですよ。

薬剤の商品名なのか。

薬剤の性質なのか。

技術の名前なのか。

美容師さんやブランドの名前なのか。

それが分かるだけでも、縮毛矯正の見え方が変わってきます。

そして何より、

「縮毛矯正」という名前が同じでも、実際の施術はお店によって全然違う。

これを知っておくだけでも、美容室選びは少し変わってくるのではないでしょうか。

Kyiiiでも、これからさまざまな縮毛矯正剤やメーカー、ブランドについて、美容師目線で調べていきます。

縮毛矯正をこれから受けようとしている方にも、薬剤や技術の違いを少しでも分かりやすく伝えられればと思っています。







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