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アウトバストリートメントの成分と設計の違い

  • 執筆者の写真: Kyiii
    Kyiii
  • 8 分前
  • 読了時間: 3分

これまで、ヘアオイル・ヘアミルク・ヘアミストの違いや、アウトバストリートメントにも界面活性剤が配合されていることについて解説してきました。

今回は少し視点を変えて、アウトバストリートメントはどのような考え方で設計されているのかを解説します。


配合されている成分はインバストリートメントと意外と似ています


アウトバストリートメントに配合されている代表的な成分には、

などがあります。

これらは、実はインバストリートメントにもよく配合されている成分です。

つまり、「アウトバストリートメントだから特別な成分が入っている」というわけではありません。

では、何が違うのでしょうか。


大きな違いは界面活性剤の役割です


インバストリートメントでは、髪をなめらかに整えるために、コンディショニング作用を持つカチオン界面活性剤が多く使用されます。

一方、アウトバストリートメントでは、ヘアミルクのように水と油を乳化させたり、成分を均一に配合したりすることが重要になります。

どちらにも界面活性剤は配合されていますが、その目的や種類は異なります。

つまり、「界面活性剤」という言葉だけでは、その役割を判断することはできないのです。


アウトバストリートメントは「乾く」ように設計されています


アウトバストリートメントは、髪につけたままドライヤーで乾かすことを前提に作られています。

そのため、ベタつきが残らず、乾かしやすい処方であることが非常に重要です。

そこで活躍するのが、揮発しやすい成分です。

例えば、揮発性シリコーンや揮発性の溶剤は、髪全体へ成分を均一に広げたあと、ドライヤーの熱や時間の経過とともに蒸発していきます。

その結果、必要な補修成分や保護成分だけが髪に残り、重くなりすぎず、サラッとした仕上がりになります。

もし揮発しない油分だけで作られていたら、髪は乾きにくく、ベタつきや重さを感じやすくなってしまいます。

つまり、アウトバストリートメントは「髪に何を残すか」だけでなく、「何を残さないか」まで考えて設計されているのです。


成分よりも設計が大切


アウトバストリートメントとインバストリートメントには、共通して使われる成分が数多くあります。

しかし、それぞれの成分をどのくらい配合するのか、どの順番で配合するのか、どんな質感に仕上げるのかという設計は大きく異なります。

そのため、「○○が入っているから良い」「○○が入っていないから悪い」と判断することはできません。

本当に大切なのは、それぞれの成分がどのような目的で配合され、どのような仕上がりを目指して設計されているかを理解することです。


次回はいよいよ設計してみましょう


ここまで、アウトバストリートメントの種類や成分、そして設計の考え方について解説してきました。

次回はいよいよ、この知識をもとに**「縮毛矯正に合うアウトバストリートメントとはどのようなものなのか」**を一緒に設計してみましょう。

どのような質感を目指し、どんな成分を選び、どのようなバランスで配合すれば縮毛矯正との相性が良くなるのか。

Kyiiiの考える理想的なアウトバストリートメントを、これまで学んだ内容を振り返りながら考えていきます。




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