Kyiii(キー)は「美容室」という言葉を再定義する場所かもしれない
- 漆津谷沙羅

- 1月16日
- 読了時間: 2分
ついこの間のことです。
薬液を塗布している最中、お客様がふとこう言いました。
「昨日寝るのが遅くて、今日は顔が疲れてるから、鏡あんまり見たくないな。眉毛しか描いてないし。」
そこで私は、「鏡のない場所でできますよ」とお伝えしました。
結果として、そのお客様はセルフブローをする時まで、鏡の前に座ることはありませんでした。
お客様と鏡の中にいない自分。そんな体験は、正直これまで一度もありませんでした。
美容室は「鏡の前に座る場所」でなくてもいい
美容室といえば、
鏡の前に座り、施術中ずっと自分の顔と向き合う場所。
それが当たり前だと思われてきました。
でも本当にそうでしょうか。
その日は、鏡がないことでお客様はとても自然で、
「何かを見られている」「整っていない自分を意識する」
そんな余計な緊張から解放されているように見えました。もちろん、限られた技術でしか無理ですが。
「美容室とはこうあるべき」を一度、疑ってみる
セルフブロー式から始まったKyiiiですが、
本質は「工程の効率化」や「価格」だけではありません。
ずっと鏡を見なくてもいい
完璧な身支度で来なくてもいい
美容室らしく振る舞わなくてもいい
そんな前提を、一つずつ外していくこと。
それも、美容室の役割なのではないかと思い始めました。
ノーミラー式という発想も、実は自然な流れかもしれない
セルフブロー式が「合理」から生まれたように、
ノーミラー式もまた、「お客様が楽でいられる」という理由だけで成立します。
特別なサービスにする必要はありません。
選択肢として、そこにあるだけでいい。
Kyiii(キー)は、前提を外していく場所
Kyiiiは、
技術を提供する場所である前に、
「こうしなければならない」という美容室の前提を、
一つずつ外していく場所なのだと思います。
セルフブローも、ノーミラーも、
その延長線上にあるだけです。

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