Kyiii(キー)は「美容室」という言葉を再定義する場所かもしれない

ついこの間のことです。
薬液を塗布している最中、お客様がふとこう言いました。
「昨日寝るのが遅くて、今日は顔が疲れてるから、鏡あんまり見たくないな。眉毛しか描いてないし。」
そこで私は、「鏡のない場所でできますよ」とお伝えしました。
結果として、そのお客様はセルフブローをする時まで、鏡の前に座ることはありませんでした。
お客様と鏡の中にいない自分。そんな体験は、正直これまで一度もありませんでした。
美容室は「鏡の前に座る場所」でなくてもいい
美容室といえば、
鏡の前に座り、施術中ずっと自分の顔と向き合う場所。
それが当たり前だと思われてきました。
でも本当にそうでしょうか。
その日は、鏡がないことでお客様はとても自然で、
「何かを見られている」「整っていない自分を意識する」
そんな余計な緊張から解放されているように見えました。もちろん、限られた技術でしか無理ですが。
「美容室とはこうあるべき」を一度、疑ってみる
セルフブロー式から始まったKyiiiですが、
本質は「工程の効率化」や「価格」だけではありません。
ずっと鏡を見なくてもいい
完璧な身支度で来なくてもいい
美容室らしく振る舞わなくてもいい
そんな前提を、一つずつ外していくこと。
それも、美容室の役割なのではないかと思い始めました。
ノーミラー式という発想も、実は自然な流れかもしれない
セルフブロー式が「合理」から生まれたように、
ノーミラー式もまた、「お客様が楽でいられる」という理由だけで成立します。
特別なサービスにする必要はありません。
選択肢として、そこにあるだけでいい。
Kyiii(キー)は、前提を外していく場所
Kyiiiは、
技術を提供する場所である前に、
「こうしなければならない」という美容室の前提を、
一つずつ外していく場所なのだと思います。
セルフブローも、ノーミラーも、
その延長線上にあるだけです。

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