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今さら聞けない髪質改善シリーズ 最終回

  • 執筆者の写真: Kyiii
    Kyiii
  • 7月12日
  • 読了時間: 4分

更新日:8月9日

ここまで約30記事にわたり、髪質改善について解説してきました。

還元剤、pH、アルカリ度、処理剤、酸化剤…。

知識が増えるほど、「結局、自分は何を選べばいいの?」と思った方もいるかもしれません。

実は、その答えをお客様自身が決めるのは難しいのです。


自分では、自分の髪を正しく診断できない


多くの方は、

「私はクセが強い。」

「私はダメージ毛。」

と思っています。

しかし、美容師が見るポイントはそれだけではありません。

  • クセの強さ

  • 髪の太さ

  • 毛量

  • ダメージレベル

  • カラーやブリーチ履歴

  • エイジングによる変化

これらを総合的に見て薬剤を決めています。

つまり、お客様が「酸性ストレートがいい」「GMTがいい」と選ぶのは、病気を自分で診断して薬を選ぶようなものなのです。


美容師はゴールから逆算しています


美容師が目指しているゴールはシンプルです。

できるだけ傷ませず、自然でサラサラ・ツヤのあるストレートヘアにすること。

そのために、

  • 還元剤

  • pH

  • アルカリ度

  • 処理剤

  • 酸化剤

これらを組み合わせ、髪質に合わせて薬剤を設計しています。

つまり、お客様が選ぶのはメニューではなく、「どんな仕上がりになりたいか」です。

そのゴールに向かう道筋を決めるのが美容師の仕事です。


「髪質改善」という言葉が広まった理由


昔から、

「真っすぐにはしたいけれど、不自然なストレートにはなりたくない。」

というニーズはありました。

そのような要望に応える中で、「髪質改善」という言葉が広く使われるようになりました。

また、髪質改善トリートメントという新しい施術が登場したことで、「クセを少し落ち着かせながら、質感も良くしたい」という選択肢も増えました。

現在では、「髪質改善」という言葉はサロンによって意味が異なり、

  • トリートメントを指す場合

  • 酸性ストレートを指す場合

  • コスメストレートを指す場合

  • サロン独自の縮毛矯正メニューを指す場合

など、さまざまな使われ方をしています。



実は、中身は共通しています


ここまでシリーズを読んでくださった方なら、もうお気づきかもしれません。

名称は違っても、

  • 還元剤

  • pH

  • アルカリ度

  • 処理剤

  • 酸化剤

という基本構成は共通しています。

違うのは、それらをどのようなバランスで組み合わせるかです。


もし私が自分の髪を髪質改善するなら


もし私が自分の髪を施術するなら、メニュー名では選びません。

まず髪の状態を診断し、

「最も少ないダメージで、目標の仕上がりを実現できる薬剤設計」

を選びます。

強いクセならアルカリ縮毛矯正。

ダメージがあるなら酸性ストレート。

弱いうねりならコスメストレート。

クセがなく、質感だけ整えたいなら熱反応トリートメント。

メニューを選ぶのではなく、髪に合わせて薬剤を選ぶ。

それが、本来の髪質改善だと私は考えています。


最後に


「髪質改善」という言葉だけでは、施術内容はわかりません。

大切なのは名前ではなく、その中身です。

このシリーズを通してお伝えしたかったのは、

髪質改善とは、一つのメニューではなく、髪の状態に合わせて最適な技術を組み合わせる考え方そのものだということです。

これから美容室を選ぶときは、「髪質改善」という名前だけで判断するのではなく、自分の髪をしっかり診断し、最適な方法を提案してくれる美容師を選んでみてください。

きっと、今まで以上に納得できる仕上がりに出会えるはずです。


あとがき


「今さら聞けない髪質改善シリーズ」をお読みいただき、ありがとうございました。

このシリーズでご紹介した内容は、ウェブや専門書、メーカー資料、講習会などで学ぶことのできる、髪質改善や縮毛矯正の基本的な考え方です。


私達は、その内容の95%は正しいと考えています。


しかし、実はそれだけでは薬剤設計は完成しないことを知っています

教科書では、還元剤の種類、pH、アルカリ度などが重要だと学びます。

もちろん、それらはどれも欠かせない要素です。


しかし、私たちはもう一つの設計要素を加えて薬剤を考えています


その考え方が加わることで、薬剤設計の自由度は大きく広がり、同じ還元剤、同じpH、同じアルカリ度でも、まったく異なる結果になることがあります。

申し訳ありませんが、その最後のピースについては公開していません。

それはKyiiiが試行錯誤を重ねて築き上げてきた、薬剤設計の中核となる考え方だからです。

だからといって、このシリーズの内容が間違っているわけではありません。

むしろ、このシリーズで学んだ知識は、髪質改善や縮毛矯正を理解するための土台になります。

その土台の上に、Kyiii独自の考え方を積み重ねています。

私たちは、これからも教科書に書かれている知識を大切にしながら、その先にあるより良い髪質改善を追求し続けます。



第4のピースとは?




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