縮毛矯正で一番多い失敗は、技術ではなく「理解不足」
- Kyiii

- 6 日前
- 読了時間: 3分
縮毛矯正で失敗した、という話を聞くと
「美容師の技術が低かったのでは?」
と思われがちです。
でも、現場で長く縮毛矯正をしてきた立場から言うと、
一番多い原因は、技術そのものではありません。
それは
お互いの“理解不足”です。
縮毛矯正は「正解が一つ」の技術ではない
縮毛矯正という言葉は一つですが、
実際に求められている仕上がりは人によってまったく違います。
例えば、
とにかく強いクセを真っ直ぐにしたい人
ボリュームを抑えて自然に収めたい人
ツヤや手触りを重視したい人
これらは、同じ縮毛矯正ではありません。
使う薬剤の強さも、pHも、工程も変わります。
ここが共有されないまま施術に入ると、
「伸びたけど硬い」
「自然だけど物足りない」
という“失敗と感じる結果”が生まれます。
失敗は「薬が強い・弱い」だけの問題ではないという美容業界の考え方
縮毛矯正を専門としている美容室の考え方は
強い薬=ダメ
弱い薬=安心
という考え方ではないですよという考え方です。
髪の履歴
ダメージ耐性
目指す質感
日常のスタイリング
これらを踏まえて設計しなければ、
強くても弱くても失敗しますので使い分けましょうという考え方です。
縮毛矯正は
「どの薬を使ったか」より
「何を目指して、どう組んだか」
が結果を左右するという考え方は、時間という制限がある中では正しいでしょう。
しかしKyiiiでは、セルフブロー式を導入することにより、質感の仕上がりに対するアプローチ方法は還元剤の種類と放置時間だけです。
上記の理論は、本来は合理的な考えですが、現場によっては「時短を正当化するための説明」として使われてしまうケースもあります。
なぜ「上手い・安い」が同時に成立しにくいのか
縮毛矯正は、
判断に時間がかかる
集中力を使う
工程が多い
技術です。
そのため、
時間をかけて丁寧に設計するほど、
コストは上がります。
逆に、
回転を優先すれば価格は下げられますが、
設計の余白は減ります。
これは良い悪いではなく、
構造の問題です。
お客様側が知っておくだけで防げる失敗
縮毛矯正で後悔しないために、
最低限知っておいてほしいことがあります。
それは、
「どこまで伸ばしたいのか」
「自然さと真っ直ぐさ、どちらを優先するのか」
「今後カラーやパーマをする予定があるか」
この3つです。
これが共有されるだけで、
失敗の確率は大きく下がります。
Kyiiiが「設計」を大事にしている理由
Kyiiiでは、
縮毛矯正を「一つのメニュー」としてではなく、
設計が必要な技術として扱っています。
だからこそ、
役割分担を明確にし
技術に集中できる環境をつくり
無理な時短をしない
という選択をしています。
縮毛矯正は、
安さや流行で選ぶものではなく、
理解の上で選ぶ技術だからです。
まとめ
現代の縮毛矯正の失敗は、
完全に美容室側の情報発信の責任不足が原因です。
情報が曖昧過ぎているので、
「何を目指しているか」が共有されていないのに施術がはじまってしまうからです。
おおくの美容師が実際にご来店されてから、ちゃんと説明すればいいやと思っています。
この記事が、
縮毛矯正を選ぶ前の「判断材料」になれば幸いです。

コメント