セルフブロー式縮毛矯正7,777円でお店は成立するのか?

更新日:9月11日
縮毛矯正が7,777円?」
そう聞くと、
「そんな価格で美容室は成立するの?」
と思う方もいるかもしれません。
Kyiiiの縮毛矯正は、現在7,777円という価格で提供しています。
では、なぜこの価格でお店を続けることができるのでしょうか?
実は、これは単純に「安くしている」という話ではありません。
事業そのものの設計が違います。
今回は、Kyiiiがなぜ7,777円という価格で事業を成立させようとしているのか、その仕組みについて説明します。
事業には3つの壁がある
事業を成立させ、継続していくためには、大きく3つの壁を越える必要があると考えています。
一つ目。
その製品やサービスが、世の中に必要とされるものであること。
どれだけ良い商品やサービスを作っても、必要としている人がいなければ事業にはなりません。
二つ目。
利益の配分で、経営陣や事業に関わる人たちが揉めないこと。
売上が増えても、
「誰がどれだけ受け取るのか」
「誰がどれだけ働くのか」
が曖昧だと、事業は長く続きません。
三つ目。
製品やサービスが認知され、リピートによって十分に損益分岐点を超えるまで、キャッシュが持つこと。
実は、私はこの3つ目が非常に高い壁だと考えています。
一番高い壁は「認知されるまで」
新しいお店やサービスを始めた場合、最初からお客様が来てくれるわけではありません。
まず、
「こんなお店があります」
「こんなサービスがあります」
と知ってもらう必要があります。
そして、認知され、実際に利用してもらい、さらにリピートしてもらう。
ここまで到達するまでには時間がかかります。
その間にも、
家賃
人件費
広告費
材料費
その他の固定費
などが発生します。
つまり、通常の店舗ビジネスでは、
認知が広がって損益分岐点を超えるまで、どれだけキャッシュが持つか
が非常に重要になります。
言い換えれば、
通常の事業は「時間との勝負」でもあります。
最初に広告が当たるか。
お客様が来てくれるか。
リピートしてくれるか。
ここがうまくいかなければ、良いサービスを作っていても、その前に資金が尽きてしまいます。
Kyiiiは「時間」を買っている
では、Kyiiiはどうしているのか。
ここで重要になるのが、
レベニューシェアという仕組みです。
Kyiiiでは、店舗側と売上を分けることで、従来の美容室とは違うコスト構造を作っています。
これは単純に「家賃を安くした」という話ではありません。
売上が発生しなければ大きな固定費が発生しにくい構造にすることで、事業を続けられる時間を長くする。
ここが非常に重要です。
通常の店舗ビジネスでは、毎月の固定費を払うために、早い段階から集客を急がなければなりません。
しかし、固定費の負担を軽くできれば、
「今月すぐに何人集めなければならない」
というプレッシャーが小さくなります。
つまり、
時間を味方につけることができます。
時間があれば、広告だけに頼らなくても、
Google検索
ブログ
SNS
口コミ
コンテンツ
などを積み重ねて、少しずつ認知を広げていくことができます。
実際に、Kyiiiのホームページは、以前は月100人程度だった閲覧者が、現在では3,000人を超えるまでになってきました。
一気に広告で認知を買うのではなく、
時間を使って認知を積み上げる。
これもKyiiiの事業設計の一つです。
広告費を削ることは「品質を削る」ことではない
では、固定費を抑えると何が起こるのでしょうか?
重要なのは、
削ったお金をどこに回すか
です。
例えば、広告費を抑えることができれば、その分を材料費やサービスの品質に回すことができます。
Kyiiiでは、材料費が売上の20%近くになることもあります。
一般的に考えれば、
「もっと材料費を削った方が利益が出る」
と思うかもしれません。
しかし、Kyiiiでは必ずしもそう考えていません。
広告費を抑えられるのであれば、
その分を材料に投資して、リピート率や満足度を高める。
という考え方もできます。
つまり、
広告費を削った分を、品質への投資に変えている
とも言えます。
安くするために品質を落とすのではありません。
広告に使っていたお金を、別の場所に移しているだけです。
人件費も「削ればいい」わけではない
そして、もう一つ大切なのが人件費です。
今の時代、
人件費は単純に削るものではない
と考えています。
働く人にとって重要なのは、
「自分はいくら稼げるのか」
ということです。
お客様に安い価格でサービスを提供するために、美容師さんの給料を削ったり、長時間労働を強いたりしてしまっては、事業として長続きしません。
安くすることでブラックな労働環境になってしまえば、元も子もありません。
そこでKyiiiでは、
セルフブロー式縮毛矯正によって、生産性そのものを高める
という方法を取っています。
セルフブロー式だから生産性を高められる
通常の縮毛矯正では、薬剤を塗布している時間や放置時間だけでなく、シャンプー、アイロン、ブローなど、さまざまな工程で美容師が一人のお客様につきっきりになる時間があります。
Kyiiiでは、その一部をセルフブローにすることで、美容師が付きっきりにならなければならない時間を減らしています。
その結果、
一人の美容師が、より多くのお客様を担当できる。
つまり、
美容師一人あたりの生産性を高めることができます。
これは単純な人件費削減ではありません。
同じ時間でより多くの売上を作れる仕組みを作ることで、美容師さんにも利益を還元できるようにする。
これがセルフブロー式の大きな意味の一つです。
7,777円は「安売り」ではない
ここまでの話をまとめると、Kyiiiの7,777円という価格は、
「とにかく安くする」
という考えから決めたものではありません。
店舗の固定費を抑える。
↓
事業を続けられる時間を長くする。
↓
広告だけに頼らず、SNSやGoogle検索などで認知を積み上げる。
↓
広告費を抑えた分を、材料やサービスの品質に回す。
↓
セルフブロー式によって美容師の生産性を高める。
↓
お客様にも、美容師にも、事業にも利益が残る構造を作る。
このような設計の結果として、
「この品質を維持しながら、どこまで価格を下げられるのか」
を考えた出発点が、7,777円でした。
お客様だけが得をする仕組みではない
事業は、お客様だけが得をすれば成立するわけではありません。
お客様が満足する。
美容師さんもしっかり稼げる。
店舗にも利益が残る。
この3つが成立して、初めて長く続く仕組みになります。
だからKyiiiでは、
お客様、美容師さん、kyiii、取引き先
関わるすべての人にとって成立する設計を目指しています。
そのためには、
「安くすること」
だけを考えてはいけません。
どうすれば、安くても品質を落とさず、働く人にも利益を残し、事業として継続できるのか。
そこから逆算する必要があります。
7,777円は、Kyiiiの事業設計の出発点
セルフブロー式縮毛矯正7,777円。
この価格だけを見ると、
「安すぎるのでは?」
と思われるかもしれません。
しかし、Kyiiiが目指しているのは単なる低価格店ではありません。
事業の構造そのものを変えることで、価格と品質と働く人の収入を同時に成立させること。
そのために、
レベニューシェア
セルフブロー式
コンテンツによる認知獲得
広告費の最適化
材料への投資
美容師の生産性向上
という仕組みを組み合わせています。
そして、
このギリギリ品質を保てる金額を出発点とさせていただきました。
7,777円という価格には、
「安くしたい」
だけではなく、
「この価格でも、関わるすべての人に利益が残る仕組みを作れるのか」
というKyiiiの挑戦が込められています。
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