エイジング毛=髪質改善ではない|もともと癖毛だった人と加齢で癖が出た人の違い
- Kyiii

- 8月13日
- 読了時間: 6分
「最近、髪がうねるようになった」
「昔より髪がまとまらなくなった」
「エイジング毛になったから、髪質改善をしたほうがいいのかな?」
年齢とともに髪質が変化してくると、SNSなどで「エイジング毛には髪質改善」という情報を目にすることも増えてきます。
しかし、ここで一度考えてほしいことがあります。
エイジング毛だから髪質改善をする、という単純な話ではありません。
そもそも「髪質改善」とは何なのでしょうか。
髪質改善は「エイジング毛を治す施術」ではない
髪質改善という言葉から、
「エイジング毛を治すための特別な施術」
というイメージを持っている方もいるかもしれません。
しかし、髪質改善とは、本来もっと広い考え方です。
髪の状態をより扱いやすく、より良い状態にしていくための技術や施術の中に、
縮毛矯正
髪質改善ストレート
髪質改善トリートメント
など、さまざまな方法があります。
つまり、
「髪質を改善する」という目的があり、そのための手段として複数の技術がある
と考えるほうが分かりやすいでしょう。
「エイジング毛だから髪質改善」というのは、少し話が逆になっています。
エイジング毛にも、もともとの髪質がある
ここが非常に重要です。
例えば、エイジングによる髪の変化が出てきた人でも、もともとの髪質は人によって違います。
大きく分けて考えると、次のようなケースがあります。
① もともとストレートだった人
若い頃はほとんど癖がなかった。
ところが年齢とともに、
うねりが出てきた
髪がまとまりにくくなった
一部分だけ癖が出てきた
根元や顔周りの髪が扱いにくくなった
という変化が出てきた。
これは、もともとストレートだった髪に、加齢による変化が現れたケースです。
② もともと癖毛だった人
一方で、若い頃から癖毛だった人もいます。
もともと癖があったところに、年齢とともに髪質の変化が加わり、
「昔より癖が強くなった」
と感じるようになるケースです。
この2人を、単純に「エイジング毛」という一つのカテゴリーだけで考えてしまうのは危険です。
同じエイジング毛でも、必要な施術が違う
例えば、もともとストレートだった人に新しく癖が出てきた場合。
その癖の状態によっては、パーマをかけていない髪に対してパーマ落としを考えるような発想で対応できる場合があります。
一方で、もともと癖毛だった人の癖がさらに強くなった場合は、話が違います。
分かりやすく例えるなら、
もともとストレートの人にパーマをかけた場合
なら、そのパーマを落とすという考え方があります。
しかし、
もともと癖毛の人にさらにパーマをかけた場合
に、パーマを落とす薬剤だけで「もともとの癖までなくしてください」と言われても、それは別の問題です。
もともと存在していた癖があるからです。
エイジング毛についても、これと似た考え方ができます。
今出ている癖だけを見るのではなく、その人がもともとどんな髪質だったのかを見る必要があります。
「エイジング毛だから髪質改善ストレート」は本当に正しい?
ここで、SNSなどで見かける「エイジング毛には髪質改善ストレート」という情報について考えてみます。
もちろん、髪質改善ストレートが適している人もいます。
しかし、
エイジング毛=髪質改善ストレート
と決めつけることはできません。
特にもともと癖毛だった人の場合、加齢によって癖が悪化したのであれば、本人が求めているのは「髪質を良くすること」だけではなく、
「今まであった癖も含めて、髪を扱いやすくしたい」
ということかもしれません。
その場合、髪質改善という名前だけで施術を選択してしまうと、期待していたほど癖が伸びず、
「思っていた仕上がりと違う」
となる可能性があります。
大切なのは「エイジング毛かどうか」だけではない
美容師が考えるべきなのは、
「この人はエイジング毛だから何をするか?」
だけではありません。
むしろ、
「この人の髪は、以前はどうだったのか?」
という髪の履歴を見ることが重要です。
もともとストレートだったのか。
もともと癖毛だったのか。
いつ頃から癖が変化したのか。
癖そのものが強くなったのか。
それとも、乾燥やダメージなどによってまとまりにくくなったのか。
こうした情報によって、考えるべき施術は変わってきます。
髪質改善にはいろいろな方法がある
「髪質改善」という言葉を一つの施術名として考えるのではなく、
髪質を改善するための技術には複数の選択肢がある
と考えると分かりやすくなります。
例えば、
癖を伸ばすことが主な目的なら縮毛矯正。
癖を整えながら質感や扱いやすさも考えるなら髪質改善ストレート。
癖を伸ばすことより、質感やコンディションを整えることが目的なら髪質改善トリートメント。
もちろん、実際には髪の状態によって判断は変わります。
大切なのは、メニュー名から選ぶのではなく、自分の髪の問題が何なのかを先に考えることです。
「エイジング毛を治す=髪質改善」ではない
エイジングによる髪の変化は、誰にでも同じように起こるわけではありません。
もともとの髪質、これまでの施術履歴、現在のダメージ、癖の強さなどによって状態は変わります。
だから、
「エイジング毛になったから髪質改善」
ではなく、
「エイジングによって何が問題になったのか?」
を考える。
その答えによって、縮毛矯正なのか、髪質改善ストレートなのか、髪質改善トリートメントなのかを考えていく。
これが、本当の意味で髪質を改善するための考え方ではないでしょうか。
髪質改善は「名前」で選ばない
SNSでは、分かりやすい言葉ほど広がりやすくなります。
「エイジング毛には髪質改善」
という言葉も、その一つかもしれません。
しかし、本当に重要なのは施術名ではありません。
自分の髪が今どうなっているのか。
そして、
もともとはどんな髪だったのか。
そこを理解した上で、自分の髪に必要な技術を選ぶことが大切です。
エイジング毛だから、必ず髪質改善トリートメント。
エイジング毛だから、必ず髪質改善ストレート。
ということではありません。
髪質を改善するための選択肢の一つとして、縮毛矯正もある。
この視点を持つだけでも、エイジング毛に対する美容室選びや施術選びは大きく変わってくるはずです。
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