ポリマーとは何か?実は髪の手触りを決めている重要成分

更新日:8月12日
世界初のセルフブロー式縮毛矯正専門店Kyiii(キー)です。
トリートメントの成分表示を見ると、
などは聞いたことがある方も多いでしょう。
しかし、
美容師が成分表を見る時に意外と注目しているのが
ポリマー
です。
実は、
皆さんが感じる
「ツルツル」
「サラサラ」
「まとまる」
という感覚には、
ポリマーが大きく関係している場合があります。
今回は、
少し難しそうに聞こえるポリマーについて、
できるだけわかりやすく解説していきます。
ポリマーとは?
ポリマーとは、
簡単に言うと
たくさんの小さな分子がつながってできた大きな分子
のことです。
難しく聞こえるかもしれませんが、
例えるなら、
ビーズをたくさん糸でつないだネックレスのようなものです。
1つ1つのビーズは小さいですが、
たくさんつながることで大きな形になります。
これがポリマーです。
実は身の回りはポリマーだらけ
ポリマーというと特殊な化学物質のように聞こえます。
しかし実際には、
私たちの身の回りはポリマーだらけです。
例えば、
プラスチック
ゴム
ナイロン
デンプン
セルロース
タンパク質
などもポリマーです。
実は、
前回まで解説してきた
ケラチンやコラーゲンも、
広い意味ではポリマーの仲間です。
なぜトリートメントにポリマーが入っているの?
ポリマーの大きな役割は、
髪の表面を整えることです。
例えば、
髪の表面に薄い膜を作り、
指通りを良くする
摩擦を減らす
絡まりを防ぐ
ツヤを出す
湿気の影響を受けにくくする
といった働きがあります。
ポリマーは髪のコーティング剤?
イメージとしては近いです。
ただし、
コーティングという言葉を聞くと、
分厚く覆うような印象を受けるかもしれません。
実際には、
髪表面に非常に薄い膜を作り、
手触りを整えるものが多くあります。
そのため、
ポリマーはトリートメントやアウトバストリートメントでも頻繁に使われています。
カチオンポリマーとは?
美容業界で特によく登場するのが
カチオンポリマー
です。
前回の記事で、
カチオン界面活性剤はプラスの電気を持つと説明しました。
カチオンポリマーも同じです。
髪はマイナスに帯電しやすいため、
プラスの電気を持つカチオンポリマーは髪に吸着しやすくなります。
その結果、
指通りやまとまり感の向上が期待できます。
シリコーンとポリマーの違い
ここで疑問が出てくるかもしれません。
「シリコーンと似てない?」
実はかなり似ています。
どちらも髪表面を整える働きがあります。
ただし、
シリコーンはシリコーンという特定のグループ。
ポリマーはもっと大きなグループです。
例えるなら、
犬と動物の関係に少し似ています。
ポリマーという大きな仲間の中に、
様々な種類が存在しています。
ポリマーで髪は修復できる?
できません。
ここまでのシリーズで何度もお話ししている通り、
髪は死滅細胞です。
ポリマーによって髪が再生することはありません。
しかし、
髪表面を整えることで、
手触りや見た目を改善することは期待できます。
つまり、
ポリマーも
修復ではなく補修
を目的とした成分です。
縮毛矯正後の髪との関係
縮毛矯正後の髪は、
日常生活の摩擦による負担を受けやすくなります。
そのため、
ポリマーによって表面を整え、
摩擦を減らすことは有効な考え方の一つです。
実際に、
美容室のトリートメントやホームケア製品でも、
様々なポリマーが使われています。
Kyiiiが考えるポリマーの立ち位置
ここまで、
ケラチン
シルク
コラーゲン
セラミド
ヘマチン
シリコーン
を解説してきました。
しかし、
実際に髪を触った時の
「ツルツル感」
「まとまり感」
に最も影響しているのは、
ポリマーである場合も少なくありません。
だからといって、
ポリマーだけが重要というわけでもありません。
トリートメントは、
水、
油、
カチオン界面活性剤、
機能性成分、
そしてポリマー。
これらが組み合わさって作られています。
まとめ
ポリマーとは、
小さな分子がたくさんつながった大きな分子の総称です。
トリートメントでは、
髪の表面を整え、
指通りやまとまり感を向上させる目的で使われています。
髪を再生することはできませんが、
日々のヘアケアを支える重要な成分の一つです。
次回予告
シャンプー博士シリーズ、
トリートメント博士シリーズを通じて、
私たちは様々な成分を学んできました。
では、
もし自分でトリートメントを作るとしたら、
どんな成分を選べば良いのでしょうか?
次回は、
「シャンプーやトリートメントを一緒に作ってみよう」
をお送りします。
その前に成分を見てみる
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